戸田市は、下戸田ポンプ場・新曽ポンプ場の設備更新工事に2025年度から着手できるよう詳細を詰める。2施設ともに沈砂池室の角落としに防食処理を施すほか、施設部分の屋上防水更新などを行う計画。下戸田ポンプ場に関しては、さらに機械・電気設備を更新する見通しだ。まず本年度内に仕様をまとめ、24年4月~27年3月に施工する流れを目指す。
下戸田ポンプ場の施設規模はRC造一部S・軽量S造地下1階地上2階建て、延べ床面積1657㎡を有する。
主に▽土木=沈砂池室の角落とし防食処理(5カ所)など▽建築=屋上防水更新、屋根改修など▽機械=1~3号汚水ポンプと1~2号雨水ポンプのオーバーホール、1~2号注水ポンプ・土砂搬出機などの更新▽電気=受変電設備更新、電場盤・開度計・水位計・継電器盤など更新――を行う見通しだ。
新曽ポンプ場は地下1階地上3階建て、野庭遊家面積3593㎡の規模を持つ。沈砂池室の角落とし(6カ所)に防食処理を施しつつ、屋上防水・消防設備・雨量計・雨量強度計を更新する。