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茨城県境工事事務所

境岩井BPで改良工/女沼川下流部で河道拡幅

2024/05/25 日本工業経済新聞(茨城版)

 県境工事事務所は、2024年度に道路整備や河川改修など多くの事業を計画している。道路整備では、国道354号バイパスにおいて、境岩井バイパスと古河境バイパスの整備を推進。古河市内の国道125号では道路拡幅を実施し、結城坂東線バイパスは1900m区間にて整備を進めていく。河川改修については、女沼川を継続的に改修し、橋梁では芽吹大橋の耐震補強を実施する。


【国道354号バイパス事業】

 境岩井バイパスおよび古河境バイパスにおいて、継続的に道路整備を進めていく。境岩井バイパスでは、道路改良舗装工事、橋梁工事を実施。境町町道から現道の国道354号までの延長4500mにかけて行う。総延長が6300mで、幅員が25m。既に1740m区間については供用開始しており、事業の進捗状況は23年度までで84%。総事業費は125億。

 古河境バイパスは、新4号国道と主要地方道結城野田線を連絡する延長3200m。24年度は、橋やボックスなどの構造物の設計や用地取得を進めていく。幅員25mの4車線を予定し、総事業費は70億円。23年度までの事業進捗率は22%。

【国道125号古河拡幅事業】

 古河市街地の慢性的な交通渋滞緩和を図るために拡幅を実施。24年度は、国道4号から国道125号現道までのバイパス区間延長700mの道路整備を行うほか、用地取得を進めていく。総延長は1400mで、幅員が25mの4車線。総事業費は36億円で、23年度までの進捗率は60%。

【結城坂東線バイパス事業】

 坂東市街地の交通渋滞緩和、圏央道のアクセス道路として整備。延長1900m区間において道路工事を進め、24年度末までに供用開始となる。総延長は3000mで、幅員が16mの2車線。既に1100mについては供用開始しており、24年度末には全区間開通となる。総事業費は34億円で、23年度までの事業進捗率は91%となる。

【女沼川河川改修事業】

 事業区間5500mのうち、下流部3700m区間を先行的に整備。河道拡幅に伴う橋梁下部工事、橋梁上部工事、河川護岸工事を行い、堤防越水や、上流域の浸水被害を防止する。総事業費は95億円。23年度までの事業進捗率は70%。

【芽吹大橋耐震補強事業】

 芽吹大橋では、橋梁の長寿命化を実施。耐震化を図るため、P3橋脚の補強工事を実施する。総延長は535・9m。

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