安中市は、観音橋と山ノ神橋を対象とする橋梁補修工事をそれぞれ第2四半期にも一般競争入札で公告する。詳細な公告時期は検討中。2橋梁ともに伸縮装置の更新やひび割れ補修、断面修復を行う。工事に当たっては吊り足場を仮設して行う。補修設計は2橋とも、日本構造橋梁研究所(東京都千代田区)が手掛けた。
観音橋は中宿地先の柳瀬川に架かる橋長20・3m、幅員6・85mの2径間単純RCT桁橋。市道安819号線の橋梁で、1962年に供用開始された。既設の伸縮装置3カ所をフィンガージョイントに更新する。1カ所当たりの延長は約6mとなり、3カ所合わせた延長は約18m。ひび割れ補修は床版の裏側を対象にエポキシ樹脂注入工を延長約150m行う。断面修復については床版裏側でポリマーセメントモルタルを施工する。吊り足場の面積は約82㎡となる。
山ノ神橋は中秋間地先の秋間川に架かる市道秋660号線の橋梁。橋長34m、幅員4・77mの2径間単純PCプレテンT桁橋で、71年に供用開始された。既設の伸縮装置3カ所をフィンガージョイントへと更新する。1カ所当たりの延長は約4mで、3カ所合計の延長は12mとなる。ひび割れ補修は橋脚部でエポキシ樹脂注入工を行う。延長約15mで工事を実施する。断面修復はポリマーセメントモルタルにより床版裏側を対象に行う。吊り足場の面積は約35㎡。