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茨城県小美玉市

6億充て羽鳥小増築/普通教室8教室分に変更

2024/05/28 日本工業経済新聞(茨城版)

 小美玉市(島田幸三市長)はこのほど、2024年度一般会計補正予算案(第2号)を公表した。羽鳥小学校校舎増築工事費6億147万9000円を2カ年継続費に設定。当初予定していた整備面積より規模を大きくし増築する。規模拡大に伴い、実施設計委託費に1423万4000円も充当。随意契約で再設計する方針だ。その他、美野里中学校昇降口復旧工事費に214万5000円を計上した。


 羽鳥小学校(羽鳥932)の校舎増築工事では、2月に行った学校関係者などからの意見聴取結果で、当初予定していた延べ床面積約400㎡では足りないため、普通教室を8教室分に変更する。

 継続費の年割額で24年度の事業費は、当初予算で確保していた1億7787万円から211万2000円を減額。面積を増やした分の実施設計委託費として1423万4000円を増額し、計1億8044万4000円。25年度の事業費は4億2103万5000円を設定した。

 議決後、7~9月に発注し、25年度中の完成を目標に整備を進める。建物はRC造2階建てを想定。図書室や多目的室を整備していく。建設地については、現校舎の南側。

 同校は校舎増築工事終了後に、既存校舎の長寿命化改修も予定している。躯体を残し、全面改修を行っていく計画。

 美野里中学校(部室1196-3)の昇降口復旧工事は、4月17日午前7時55分ごろ、同校の昇降口に送り迎えで訪れた保護者の車が突っ込んだ事故により行うもの。扉の曲がりやガラスの割れなどがみられており、議決後なるべく早く発注し、2カ月程度の工期で進める方針だ。

 下水道事業会計補正予算案(第1号)では、ウォーターPPP事業導入検討業務委託に1700万円を計上。

 補正予算案では一般会計に3595万2000円を追加し、累計総額は244億797万1000円となる。

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