(仮称)外来機能強化棟の建設で山梨大学施設企画課は、同大医学部附属病院・旧西病棟(中央市下河東)を解体する。解体設計は外来機能強化棟の建築設計も受け持つ内藤建築事務所が作成。同課は7~9月の工事発注を目指し、準備を進めている。
解体する旧西病棟は7階建てで延べ床面積は約4200㎡。工期は9カ月程度を見込んでおり、工事金額の規模は2億円以上を見込む。
同棟跡地に建設する外来機能強化棟は、工期短縮などを考えS造にする。4階建てで同1万2000㎡程度を想定。免震構造とする。電気・機械設備の設計は総合設備計画が担当している。
同棟前にはバスやタクシー乗り場を備えたロータリーを整備する。2025年7月ごろに着工し、外構含め27年6月までの完成を目指す。本体工事は今のところ建築・電気・機械の3分離での発注を考えている。既存の外来棟は27年度以降に解体する予定だ。
このほか現在テニスコートがある場所には新たに654台程度の立体駐車場を建設する。これについては同課ではなく、同病院の事務担当主体で事業を進めるという。今後設計に着手し、25年4月ごろの着工を目指す。