南アルプス市上下水道局は、在家塚浄水場の非常用発電機更新工事を今後予定している。現段階では入札を執行する方向で協議が進められている。担当課によると遅くても8月ぐらいまでに工事を発注したい考え。
在家塚1518に位置する同浄水場において、施設内に備わる既存の自家発電機が故障したため更新するもの。現在は現場での確認作業が進められている。
既存の発電機は、機械室と電気室のとなりに設けられているという。工事では現在備わる発電機を撤去したのち、同じ場所に設置する。
市では既存のオーバーホールも検討したが、設置してから年数が経過していることや、直す場合の費用面などを考慮して、設備一式を購入して更新する方向となった。
非常用発電機は普段使用せず緊急時のみ使用される機器だが、万が一停電が発生した際にはポンプなどの水道施設が稼働できなくなる。広範囲で断水となるため市では、大切な設備のため早急な交換作業が必要と考えている。
なお、工期について発電機の設置にはそれほど時間を要しないが、製造に多くの時間を要するとみている。状況によっては繰越措置も視野に入れて、速やかな更新を進めたいとしている。
【写真=在家塚浄水場】