つくば市は、6月補正予算案に(仮称)茎崎コミュニティ施設整備事業費として、2カ年継続費(2024~25年度)3億3255万3000円を設定した。25年度夏から秋の供用開始を目指し、茎崎保健センターを改修していく。そのほか、埋蔵文化財発掘調査委託費6858万円を繰越明許費に設定。茎崎憩いの家解体工事費には5060万円を盛り込んだ。
(仮称)茎崎コミュニティ施設整備事業は、茎崎庁舎跡地の利活用を目的に、茎崎保健センター(小茎320)を行政サービス機能および交流機能を有する施設に改修するもの。7月中をめどに一般競争入札を行い、9月議会に工事請負契約に係る議案を上程したい考え。24年度中に着工、工期が10カ月程度を見込む。25年度中の供用開始を目標に整備を進めていく計画だ。継続費の年割額が、24年度1億3302万1000円、25年度1億9953万2000円となっている。
内容としては、1階ロビーや会議室、調理室などの内装改修のほか、電気設備工事として電灯設備、受変電設備、電線管およびWi-Fi設備を整備予定だ。機械設備工事では衛生や給排水、換気、空調設備を改修していく。建物に関してはRC造2階建て、延べ床面積1483㎡、1981年度築となる。のあ設計事務所(つくば市)が2023年度に実施設計を手がけた。
埋蔵文化財発掘調査については、都市計画道路の整備に向け準備を進めていくもの。対象となるのが谷田部地内の3・4・66台町萱丸線、1500㎡程度。一般競争入札で委託し年内に調査に着手。整理期間を含めて約9カ月程度の履行期間を見込む。
茎崎憩いの家(泊崎44)の解体工事に関しては、8月下旬をめどに一般競争入札を実施。工期については6カ月を見込む。構造がS造2階建て、延べ床面積614㎡、建築年度は1974年度となる。敷地内の集会所については維持するため、解体と併せて下水道管やフェンスの整備を行う。解体設計をsamurai-architect一級建築士事務所(つくば市)が2023年度に担当。
補正案では一般会計に歳入歳出それぞれ19億1486万6000円を追加し、可決されれば累計総額1137億4686万9000円となる。