南アルプス市は、旧県運転免許センター(同市野牛島)跡地の県有地を公園として整備する方針を明らかにした。これは、石川豊市長が、3月定例市議会で防災拠点として整備する考えを示したもの。新年度に整備計画を策定、19年度以降に土地を取得をしたい考えだ。敷地面積は約2・5ha。土地取得にかかる費用は、約6億円を見込んでいる。また既存の建物4棟についても活用方法を検討している。
今回方針が明らかとなった公園整備事業は、センター南側には前御勅使川の堤防跡「お熊野堤(くまんどい)」があることから、地域の治水事業の歴史を学んだり、地域住民が集うことの出来る公園として整備する計画。同公園は北部地域の防災拠点としての役割も備え、災害時の避難所として活用するほか備蓄倉庫や貯水槽設置も視野に入れている。