厚生労働省が23日に発表した賃金構造基本統計調査により、建設業の賃金実態がわかった。年齢階層、男女別の賃金一覧は別表のとおり。平均値は、男性が年齢43・5歳、賃金33万6200円、勤続年数13・6年となっている。女性は、年齢39・1歳、賃金21万2300円、勤続年数10・0年―。
また産業別に比較すると、男性は「金融・保険業」が高く「飲食店・宿泊業」が低い。女性は「教育・学習支援業」が高く「飲食店・宿泊業」が低い。建設業は男女ともに、調査した主要14産業の平均賃金より低かった。
この調査は、主要14産業に雇用される労働者について、賃金実態を明らかにすることを目的として、毎年行われている。調査地域は全国で、10人以上の常用労働者を雇用する民営事業所(約6万1000事業所)を対象とし、有効回答を得た事業所(約4万3000事業所)の集計結果をとりまとめた。
17年6月分の賃金について、7月に調査を行っている。