安中市土地開発公社は西上磯部工業団地地区について、3日に公表した当初予算に測量設計費と文化財調査費を合算した測量試験費1億9600万円や造成工事費10億5663万6000円を盛り込んだ。このほか、不動産鑑定調査費と開発許可申請手数料などを含む諸経費に500万円を計上した。造成地には安中市内の企業が進出する予定となっており、早期の工事着手、引き渡しへ準備を進める。
磯部2丁目(久保田、田中田)、西上磯部(山ノ根)地内に跨る西上磯部工業団地地区は、JR信越本線磯部駅南口から南西方向へ約500m向かった箇所に位置。主要地方道下仁田安中倉渕線、人見堰、柳瀬川、信越化学工業群馬営業所磯部工場(磯部2丁目11-13)に囲まれた約8haの区域が対象となる。面積の内訳は約6・3haが農地で、残る約1・7haが道路や水路などとなっている。
同公社は区域内を造成し、緑地帯や調整池のほか、下仁田安中倉渕線と接続し、信越化学工業群馬営業所磯部工場の西側を南北に通る、幅員5mの市道3063号線の付け替え道路整備などを計画する。付け替え道路は、下仁田安中倉渕線と接続し、区域西側を南北に通る路線として整備を予定している。