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茨城県大子町

公共施設に太陽光/導入可能性調査へ1012万

2024/06/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 大子町は、一般会計補正予算案(第3号)を5日開会の町議会定例会に上程する。建設関連では主に、公共施設太陽光発電設備等導入可能性調査業務委託費に1012万5000円、農業用排水路改良事業費に890万円、森林の温泉進入路修繕工事費に205万円、袋田遊歩道枯損木撤去業務委託費に137万円、町有地排水路蓋設置工事費に107万円などを計上した。

 公共施設太陽光発電設備等導入可能性調査業務委託では、原子力発電施設から半径30㎞圏内の区域の自治体等を対象とする経済産業省資源エネルギー庁の公募事業「エネルギー構造高度化・点検理解促進事業」について、3月に採択を受けたことから、公共施設に太陽光設備等を導入するため、国からの補助金を活用して調査を行うもの。

 農業用排水路改良事業では、災害対策の一環として湛水等の被害を防ぐため、県の補助金を活用し、川山地内の農業用排水路の改良を行う。事業費の内訳は、路線測量および実施設計業務委託費に211万1000円、工事費に679万8000円。県補助金の補助率は55%で、受益地面積は約3・9 ha(受益者14人)。

 森林の温泉(矢田15-12)進入路修繕工事では、進入路付近においてU字溝(横断溝)の損傷を確認。通行車両等の安全を確保するため、U字溝延長6・4mの修繕を行う。

 袋田遊歩道枯損木撤去業務については、観光客等の安全確保および景観保持のため、袋田遊歩道付近の枯損木を4本、伐採および除根する。

 町有地排水路蓋設置工事においては、北田気地内の町有地に蓋が設置されていない排水路があり、雨水および落葉により生活に支障が出ているため、速やかに側溝蓋を延長176・2m設置し、効率的な維持管理に努めていく。

 旧黒沢小学校(ルネサンス高校)では、経年劣化により体育館雨樋防水修繕工事に94万円を計上。

 補正案として2億819万1000円を追加し、累計総額は108億3113万6000円となる。

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