財団法人建設経済研究所は27日、「第22次海外調査(欧州)報告書」を公表した。それによるとヨーロッパの建設市場は、住宅や維持補修を中心に、比較的堅調とされている。今後は景気が回復するにつれて、不振だった非住宅部門でも回復が見られると予想している。
近年のイギリス建設市場は、公共投資主導で堅調な伸びを示してきた。今後数年の見通しは、公共部門の伸びがピークを迎える一方で、民間部門がオフィスビルの建設を中心に伸びると考えられている。
現在ヨーロッパに進出している主な日系ゼネコンは、鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店、西松建設の6社となっている。
今回の報告書は、17年5月~6月に、8人の調査団で訪問してまとめたもの。