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国土交通省大宮国道事務所

国道一七号本庄道路整備、パンフレットを約4万世帯に配布

1999/11/09 埼玉建設新聞

 国道一七号本庄道路(仮称)の整備を計画している建設省関東地方建設局大宮国道工事事務所は、このほど計画概要をまとめたパンフレット「本庄道路のあらまし」を作成。関係市町村(岡部町、本庄市、上里町、群馬県新町)の全世帯(約四万世帯)に配布し、事業の重要性について理解を求める。

 同事務所では、計画策定にあたりPI(パブリック・インボルブメント)方式を導入し、積極的に住民意見を反映させていきたいとしており、パンフレットに添付されたアンケートはがきを利用して、意見を募っていく。

 国道一七号は、東京から浦和・大宮などを経由して新潟に至る、首都圏と日本海側を結ぶ大動脈となっているが、本庄地域における同線は、上下二車線のため、慢性的な渋滞となっており、年々交通量も増加している。

 本庄道路はこの対策として、長距離移動のトラックなどの通過を目的とした車輌と、日常生活で利用する車輌を分離して、歩行者の安全や混雑の緩和を目的に整備される。

 パンフレットによると本庄道路は、北回りルート案、現道拡幅ルート案、南回りルート案の三案を比較検討し、群馬県との県境に仮設された神流川橋の西側(群馬県側)を起点に、現道の北側を通って、深谷バイパスにタッチする北回りルート案を最適としている。

 アンケート項目は、整備の必要性、ルート、理由などで、結果は今月末で締め切られ、集計・整理されて関係自治体等と検討を進め、今後の計画策定に反映させていく方針。



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