山梨市は市環境センター(南地内)に新たなし尿処理施設を建設する。老朽化が進むためで、耐震性を確保するとともに維持・管理がしやすい処理方式を取り入れる。総事業費は設計含め12億5000万円。今月から順次工事発注を進め、2026年度中の供用開始を目指す。
現し尿処理施設の隣に新施設を建設する。RC造地上3階、地下1階建てで、延べ床面積は約1000㎡。設計は日本水工設計が作成した。工事は地下1階部分を整備する「土木施設」、地上1~3階部分を整備する「建築施設」のほか、「電気設備」「機械設備」「井戸設備」「土工(造成含む)・仮設工」を予定する。
まずは6月に土工・仮設工を発注する予定。追って井戸設備を発注する。土木施設は7月に仮契約を行い、9月市議会での契約承認後、着工。工期は25年3月までを予定している。建築施設は10月の仮契約、12月市議会での承認後、着工する見通しだ。工期は同年9月までを見込んでいる。
電気、機械は25年度の着工を計画するが、分離発注するかどうかは未定。いずれも市議会での承認が必要となる工事金額を見込む。
現場管理業務については、予算措置などの事情から3件に分けて発注する見通し。工期は6カ月、9カ月、14カ月。
全ての工事が完了するのは26年8月。9月から試運転を開始し、10月に供用開始する計画となっている。
現在は、し尿や汚泥を現地で生物処理により浄化し、河川に放流している。新施設では、し尿・汚泥を地下水により希釈し、既存下水道に投入。県峡東浄化センターで処理を行い河川に放流する。この方式により、従来に比べ手間や維持管理費を削減することができる。