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茨城県常総工事事務所

筑西幹線道で改良工/294号は立体交差整備

2024/06/11 日本工業経済新聞(茨城版)

 県常総工事事務所は、2024年度にさまざまな事業を計画している。道路整備においては、筑西幹線道路の道路改良舗装工事や、国道294号立体交差事業、県道取手豊岡線バイパス整備事業などを計画している。歩道整備では、通学路となる路線において未整備部分の整備を進めていく。砂沼広域公園は引き続き長寿命化整備を実施。河川・橋梁については、八間堀川改修を中心に進めていく。

【筑西幹線道路(県道筑西三和線バイパス)整備】

 筑西幹線道路(八千代町下山川~佐野)は、計画延長2100m、23・5/6・5mの暫定2車線。24年度は引き続き道路改良舗装工事を行い、早期開通を目指す。事業進捗率は89%。

 これまで、筑西市の都市計画道路一本松・茂田線から国道294号まで、筑西三和関城バイパスから県道結城坂東線、古河市内の柳橋恩名線の区間が開通している。

【国道294号立体交差事業】

 常総市相野町地内の国道294号と国道354号バイパス交差点において、立体交差化を計画している。24年度は引き続き道路改良工事などを実施。19年度より地質調査や測量・設計を行い、23年度に工事着手した。今後、水海道有料道路の無料化に伴い、さらなる交通量の増加が見込まれていることから、渋滞対策に向けて早期完成を目指している。

【県道取手豊岡線バイパス整備】

 県道取手豊岡線バイパス(常総市坂手町~豊岡町)は、計画延長1500m、計画幅員25・0/6・5mの暫定2車線。24年度は、道路舗装工事、交通安全施設設置工事などを進めていく。これまでに、常総市の都市計画道路鹿小路細野線から取手豊岡線現道までの約300m区間が供用開始。事業進捗率は99%で、24年度内に全線開通の予定となる。

【県道つくば古河線バイパス整備】

 八千代町平塚地内で、延長が1600m、幅員が25・5/6・5m。24年度は用地補償などを中心に行い、早期供用を目指して整備を進めていく。

【歩道整備事業】

 谷和原筑西線(常総市水海道諏訪町)、下妻常総線(下妻市古沢)などで歩道整備を実施。通学路の安全確保となるように整備を進める。24年度は、各箇所において、用地補償や測量などを行っていく。

【八間堀川改修】

 24年度は橋梁工事や河川改修工事を実施していく。延長が15・38㎞で、事業進捗率は65%。これまでに約12㎞区間の改修が完了しており、内水被害の防除、浸水防止を目的としている。

【砂沼広域公園整備】

 下妻市内にある砂沼広域公園は敷地面積80・1 ha。全長約6㎞の遊歩道や、野球場などを有する。24年度は、長寿命化計画に基づき、ベンチの改築工事や、支障木伐採などの工事を行う。

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