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茨城県日立市

運動公園野球場を再整備/外構工を発注へ

2024/06/12 日本工業経済新聞(茨城版)

 日立市は、第2回市議会定例会に一般会計補正予算案(第1号)を上程した。建設関連では、運動公園野球場再整備事業で工期が当初計画の2025年度までから26年度までずれ込むため、23年度から25年度まで設定している継続費を26年度まで延長。継続費総額52億406万円は変更せず、25年度の年割額を減額し、26年度の年割額を3億7683万9000円に設定した。野球場本体工事には着手しており、残る駐車場などの外構工事については本年12月議会に請負契約案件を上程する目標で発注する。

 運動公園野球場(中成沢町4-19-1)再整備事業は、本体工事の契約が当初計画より遅れ、工期がずれ込むため、補正予算で継続費も延長する。

 補正予算の議決後、外構工事の工事請負契約に係る議案を12月議会上程に間に合うように公告する。年度内には着手し、26年度の春~夏には供用開始できるよう進めたい考えだ。

 外構工事では、ウォーキングコースや緑地などを含めた多目的広場、駐車場、車の進入路、フェンス、外灯などを施工する予定。

 建設地は中成沢町4-19-1の敷地面積2万8302㎡(第一種中高層住居専用地域、第一種住居地域)。市民運動公園内には、陸上競技場やテニスコート、グラウンドゴルフ場のほか、総合体育館「池の川さくらアリーナ」が立地しており、周辺施設と連携した施設整備を進める。

 建築工事は日立土木・多賀土木・丸光建設JV(いずれも日立市)が、25年12月26日までを工期に設定して担当している。

 かみね公園施設整備事業の再生可能エネルギー活用型新モビリティ導入可能性調査業務委託は、実施中の「再生可能エネルギーを活用した自律分散型公園実現可能性調査業務」の公募型プロポーザルの委託費用を計上したもの。公募型プロポーザルでの提案上限額は1247万9500円(税込み)に設定している。

 補正予算案ではその他、城南団地1号棟前の外周道路沿いの法面復旧に係る測量業務委託料に172万7000円、復旧工事費に925万1000円を計上。同工事は、1月に発覚した小規模な法面崩れを復旧させるもの。

 議決後はなるべく早く発注し、測量業務は約3カ月、復旧工事は約6カ月の工期で進めていく計画だ。

 また坂本東小学校(南高野町3-21-1)において、空調設備改修工事を行う。工事費に1849万1000円を計上。昨年度から校長室や職員室、保健室系統の室内機と室外機が故障。8月ごろには発注し、年度内に工事完了できるよう進めていく。同校は08年2月に改築。RC造3階建てで、校舎の延べ床面積は6194㎡。

 補正案(第1号)は25億3617万8000円を追加し、累計総額773億1617万8000円となる。

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