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25・8億で北水会へ売却/医療福祉施設建設へ

2006/03/28 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市東原の旧国立水戸病院および旧核医学研究センター(旧県立水戸看護専門学院)の跡地4万3525㎡の県有地について、北水会グループの4者(社会福祉法人北養会、北水会病院、(株)ケアレジデンス、(株)ミカ)に売却処分する案件が、このほど県議会で議決された。売却額は25億8985万円。

 同グループでは、取得した土地に福祉専門学校や各種福祉施設、病院、ケアハウス、医療モール、店舗などの医療福祉複合施設を建設する計画。

 現地では旧施設の解体撤去工事などが行われており、県では撤去後に用地を引き渡す。その後、同グループが造成・施設建設を進めることになる。

 県が売却する土地は、水戸市東原三丁目4762-3ほかの4万3525・74㎡。用途は第二種住居地域で、建ぺい率60%、容積率200%。

 県では、旧水戸病院が桜の郷事業地(茨城町)に移転後の用地(県有地)について、取得して活動を行う事業者を公募。

 その結果、北水会グループの4者が連名で応募し、同グループを事業者に決定した。

 同グループでは、敷地内に<1>理学療法士・作業療法士の福祉専門学校(延べ約3500㎡)<2>保育所(同約800㎡)<3>救護施設(同約2600㎡)<4>特別養護老人ホーム(同約3500㎡)<5>老人保健施設(同約4400㎡)-などを一体的に整備することを計画している。



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