県吾妻農業事務所農村整備課は、嬬恋村今井地先で進めている県営水利施設等保全高度化事業仙之入地区の農道改良工事2件を7月までに指名競争入札で発注する。設計は黒岩測量設計事務所(前橋市)がまとめた。
同地区では農道が未舗装かつ狭小であり、排水路も未整備であることから改善を行っていくもの。
対象となる農道は、JA嬬恋村仙之入SS(嬬恋村今井1062-3)南側の村道今井仙之入線から分岐する農道11号線となる。現道は延長約480m、幅員約2mの未舗装道となっている。
改良工事は延長480m、舗装幅員6mで路床の置き換えから表層までを舗装する。舗装の構成は路床置き換え工45㎝、上層路盤工15㎝、表層工4㎝となっている。
また、同線を水路兼用農道として整備するため、道路両脇へ同延長で幅30㎝のコンクリート製の水兼ブロックを布設する。なお、関連工事として嬬恋村が隣接する村道の拡幅を行う。そのため、県と村で工事の発注時期などを決定していく。
なお、同事業における仙之入地区の残工事は農道整備1路線、排水路工2路線、沈砂池2カ所。進捗率は23年度末時点で72%となっており、25年度内の事業完了を目指している。