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茨城県河内町

立地計画委託を追加/つつみ会館改修に2800万

2024/06/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 河内町の一般会計補正予算(第2号)が13日、可決となった。建設関連では都市計画マスタープラン策定業務に立地適正化計画策定業務を追加し、委託費継続費を3カ年(2024~26年度)総額2700万円に改めた。その他、つつみ会館外壁改修工事費2800万円、能場沼周辺景観整備工事費2530万円などを盛り込んだ。

 都市計画マスタープラン策定に関しては、立地適正化計画策定業務を追加し、委託費について3カ年継続費総額1732万5000円から2700万円に増額。作業上共通する部分が多いことから、併せて立地適正化計画策定業務についても委託することとなった。

 間もなく指名競争入札で委託、7月の契約を目指す。継続費の年割額は24~26年度それぞれ900万円となっている。

 つつみ会館(金江津645-227)の外壁改修は、7~8月に指名競争入札を行い、4~5カ月の工期で施工を進めていく。二重構造となっている外壁の漏水箇所について、防水改修を実施する。K‘sアトリエ(龍ケ崎市)が設計をまとめた。設計業務の履行期間との兼ね合いで当初予算に計上しなかった工事費を、6月補正に盛り込んだ。

 同館では他に、屋上のウレタン塗膜防水およびキュービクル更新工事(動力300KVA、電灯30KVA)を実施予定。屋上防水については外壁改修と合算しての発注も視野に入れている。キュービクル更新では当初予算に工事費583万円を充当。指名競争入札で7~8月に発注し、4~5カ月の工期を見込む。

 建物がRC造2階建て、延べ床面積1437・70㎡(倉庫含む)、建築年度が1987年度。

 能場沼周辺景観整備については、除草、伐根および駐車場新設を行う計画だ。7~8月をめどに指名競争入札を行い、年内の完了を目指して施工を進める。整備では砕石敷き駐車場(8台分)を設ける。区画線についてはロープを張る。

 事業区域が、金江津地内の県道取手東線から能場沼まで。面積は1710㎡。現状としては樹木が繁茂し、景観および防犯上の問題があることから、自然環境保護と併せて利用環境整備を行っていく。実施設計は23年度に三展ミネコンサルタント(土浦市)が手掛けた。

 補正予算はその他に▽公園駐車場整備工事=1124万2000円▽浄化槽排水ポンプ等交換工事=81万4000円▽保健センター空調機改修工事=96万8000円▽市町村マスタープラン策定業務委託=322万5000円-など。

 一般会計に1億8116万8000円を追加し、累計総額61億5616万6000円とした。

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