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【次期技術基本計画】技術開発と社会実装/分野横断部分の議論開始

2024/06/14 本社配信

 国土交通省は次期技術基本計画の策定を2025年度の1年で進めるため、分野横断的な技術政策についての議論を開始した。14日にはワーキンググループを設置。持続可能な経済成長を支える基盤の整備、技術に対する社会の信頼の確保をテーマに、技術開発(特に社会実装)について論点を整理した。

 論点は「社会実装に向けた課題の解決」。これまでの取り組みを踏まえ技術の社会実装について、技術開発における部分も含めたコストダウンを図りつつ、スピードアップを図る必要がある。その方向性として▽中長期的な視点に立った技術開発を促す方策▽官が主導しプロジェクトベースで開発、実装、普及を進める方策▽異分野の技術を取り入れるため必要な取り組み▽一気通貫でデータ連携(流通)するための留意点▽総合的に価値の高い技術を採用する方法、評価の仕組み▽技術実装にかかるコスト(労力、費用)を抑え、効率的に進める方法―があがっている。

 今後、ワーキンググループは、参考になる異分野の有識者ヒアリングなども含め8月末に中間とりまとめを行う。9月以降は国際展開や人材育成などの分野で議論を行い、年度内にとりまとめ、第4四半期予定の技術部会へ報告する。

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