富士川町は、富士川いきいきスポーツ公園整備工事を進める。工事では園内の舗装や張芝を予定しており、早くて9月ごろに発注する見通し。今回の工事により計画していた整備事業がすべて完了となる。
鰍沢地内を流れる富士川河川敷を利用して同公園の整備が進められている。園内の一角で舗装工事などを行うもの。
工事では陸上競技場から広場を挟んで南側に位置する土地を利用し、半分をコンクリート舗装とアスファルト舗装にする。残りは天然芝による張芝を行う。
このうちのコンクリート舗装は、陸上競技場側の区画で行う。同公園が防災公園として位置づけられているため、災害時には自衛隊などの特殊車両を受け入れられるように整備する。平常時にはスケートボードの利用を可能としていく。
アスファルト舗装は専用駐車場として整備し、園内の駐車スペースを増やす。安全施設として車止めの整備も予定されているが、今後行う河川協議の中で具体化させていく。
舗装工事を予定する土地の現状としては、造成工事が完了済みで、舗装前の段階まで進んだ状態にある。
張芝工事は、陸上競技場を使用する利用者がウォーミングアップを行う場としての利用や多目的な活用ができるよう、天然芝を張る工事を進める。張芝を行う面積は3000㎡。
工事発注の時期は早くて9月ごろを予定しているが、一括または工種ごとに分けて発注する可能性もあるとし、今後は具体化に向けて内容を詰める。
設計業務については、ケイコンサルタント(富士川町)が担当して進め、成果品は納品済み。
工期には6カ月間を見込む。河川協議の進捗によって繰り越しも視野に入れる。今回の工事によって計画されていた同公園の整備事業がすべて完了となる。
事業費は本年度の当初予算に9900万円が盛り込まれている。
【写真=富士川いきいきスポーツ公園陸上競技場、公園内の一角で舗装工事を進める】