飯綱町は25日、し尿投入施設建設工事の事後審査型一般競争入札を公告した。資格点数条件は土木一式1007点以上、建築一式949点以上、機械設備設置又は水道施設863点以上、かつ電気819点以上。JVでの参加も可能。参加申請期限は7月23日、開札は翌24日に行う。予算額は債務負担行為を含め10億円。工期は2026年9月30日。
現在、し尿の受け入れは同町と信濃町で構成する北部衛生施設組合運営の北部衛生センター(信濃町野尻2553-5)で行っているが、施設の老朽化に伴い廃止予定であることから、代替施設を下水道処理施設「クリーン飯綱」(豊野4866-2)の敷地内に建設。町内分については同施設で受け入れる。施設規模はRC造地下1階・地上2階建て、延べ742㎡。設計担当は新日本設計(長野市)。
町は当初、25年度の完成を想定し、当初予算で24~25年度の債務負担行為として限度額7億円(歳出で計上した3億5000万円を含む)を設定していた。しかし、23年度末に完成した設計で、見込みよりも費用が掛かることが判明。6月補正予算で歳出の工事費を3億5000万円から1億3000万円に減額するとともに、25~26年度の債務負担行為として8億7000万円を措置した。
なお、信濃町が下水道処理施設「柏原浄化センター」敷地内に建設するし尿等受入施設建設工事は3月に入札が行われており、北信土建・西原環境・フジヒタチJVが5億3000万円(税抜き)で落札。応札は同者のみだった。