県峡東建設事務所は県道下神内川・石和温泉停車場線（桑戸工区＝笛吹市春日居町桑戸）の電線共同溝の整備に向け、近く設計に着手する。本年度、新規事業化した箇所。春日居小の近隣を走る道路で、災害に備え安全性を確保する。

　同事務所道路課によると、７月上旬に一般競争入札を公告し、設計業者を選定する予定。同業務で、計画するＬ３００ｍ（両側Ｌ６００ｍ）全体の設計を行う。本年度から２カ年程度掛けて、関連するインフラ業者との協議を進める見通し。２０２６年度の着工、30年度の完成を目指す。概算事業費は３億５０００万円。

　現場は春日居小の北側を東西に走る道路。沿線にＪＡフルーツ山梨・春日居支所などがあり、通学路にも指定されている。建物は比較的少ない場所で、道路両側にはそれぞれＷ３・５ｍの歩道がある。

　電共は道路用地内に整備する予定。県保有の測量データを活用するため、測量業務の委託は予定していないという。