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茨城県道路維持課

4橋で橋脚耐震化/長峰、大和、桜川、芽吹

2024/06/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 県道路維持課が7~9月に一般競争入札で発注を予定する、橋梁の耐震補強工事をまとめた。長峰橋(つくば市)、大和橋(つくばみらい市)、桜川橋(土浦市)、芽吹大橋(坂東市)の4橋で、桜川橋(P3)と芽吹大橋(P3)がRC橋脚巻き立て工、長峰橋(P2)と大和橋(P2)が橋脚ポリマーセメントモルタル巻き立て工。工期はいずれも10カ月で設定。

 長峰橋は1976年につくば市上郷に架設。主要地方道土浦境線上で、小貝川に架かっている。橋長296・7m、幅員12・5m、8径間の単純合成鋼鈑桁・RC床版橋。P2橋脚のポリマーセメントモルタル巻き立てを施工する。設計は長大(中央区)が策定。

 なお、昨年度にはP3橋脚の工事が発注となり、新みらい(つくばみらい市)が1億2050万円(税抜き)で落札している。

 大和橋はつくばみらい市箕輪で88年に小貝川に架設。県道常総取手線上。橋長236・2m、幅員12・5m。7径間の単純合成鋼鈑桁・RC床版橋。P2橋脚でポリマーセメントモルタル巻き立てを行う。いであ(世田谷区)が設計をまとめた。

 昨年度はP3橋脚を谷原建設(つくばみらい市)が落札。落札額は1億1830万円(同)。

 桜川橋は土浦市桜町で桜川に架かる。国道125号上。64年架設で、橋長111・5m、幅員13・1m。3径間の単純鋼鈑桁・RC床版橋。P3橋脚のコンクリート巻き立てを施工する。設計者は東京建設コンサルタント(豊島区)。

 2022年度に折本工業(土浦市)がP1橋脚を施工した。落札額が1億3200万円(同)。

 芽吹大橋については、1958年に利根川に架設された。坂東市莚打の県道つくば野田線。橋長535・9m、幅員7m。型式が下路カンチレバートラス橋の6径間。基礎はニューマチックケーソン工法。本年度はP3橋脚のコンクリート巻き立てを計画。設計は日本工営(千代田区)が担当した。

 2022年度に常総開発工業(神栖市)と五霞建設(五霞町)のJVが、P2橋脚を施工。落札額は2億9900万円(同)。

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