県東部農業事務所館林農村整備センターは板倉町大高嶋ほか地内の谷田川南側約104haを対象として、ほ場整備事業を五箇谷地区として実施しており、本年度は補完工事2件および宇奈根揚水機場更新工事計画している。補完工事は分割して9月ごろ、揚水機場更新工事は3月ごろにそれぞれ一般競争入札で公告する。同地区の事業完了は25年度を見込んでいる。
補完工事は、ほ場整備区画に合わせて県道部切下げ部の修正工事、管路工事に係る舗装復旧工事などを行う。分割1号は県道乗入れ部のり下げ補修工事など。分割2号は管路の舗装復旧工事などを予定している。
揚水機場更新工事は老朽化した施設を更新し、農業用水の安定供給を図るために実施。工事内容および揚水機場の概要は、ポンプおよび建屋施設の更新、片吸込渦巻ポンプ型式。口径φ200㎜×φ150㎜、揚水量毎分8・46立方m、全揚程19・2m。設計業務はプロファ設計(伊勢崎市)が手掛けた。
同地区の農地は、戦後の耕地整理事業で整備した区画が大部分を占めているため、区画が狭小で分散しているほか、農道も狭く既存の揚水機場の老朽化が進行していた。ほ場整備の実施により、生産基盤条件を改善し、担い手への農地集積を促進させ、生産正の向上と地域農業の振興を図る。