県下水道総合事務所は、玉村町角渕地内にある玉村南ポンプ場で自家発電設備の機能増強工事を計画している。工事は土木建築と設備更新に分け、9月までに一般競争入札で公告する。
同施設はRC造地下2階地上3階建て、延べ床面積3114・7㎡の規模。自家発電設備の機能増強は、大地震など災害時にも72時間の連続稼働を可能とできるように計画したもの。2021年度に自家発電設備の増強実施設計を中日本コンサルタント(愛知県名古屋市)が担当。増強土木施設等実施設計業務を22年度に冨永調査事務所(高崎市)が作成している。
土木建築工事は現在の燃料用地下タンクを撤去、8000リットルのタンクを2基設置するほか、法令適用のために開口部の閉塞工事を実施する。工期は26年3月まで。
自家発電設備の更新は、既存のガスタービン方式の設備老朽化対策もあわせて計画。既存設備を撤去し、ディーゼル方式への転換を予定している。合わせて監視制御設備などの更新も実施する。工期は27年9月までを見込んでいる。