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群馬県高山村

役場庁舎の建て替えの事業化を目指す

2024/07/05 群馬建設新聞

高山村は、役場庁舎(中山2856-1)の移設および建て替えを計画しており、PPP/PFIの導入も視野に2025年度以降の事業化を目指している。本年度はPPP/PFI導入に向けた調査を委託する予定。基本構想や基本計画の策定段階から民間事業者との連携を検討しており、これから村民への説明会やサウンディング調査などを行っていく。

既存庁舎は1972年に建設したRC造2階建て、延べ床面積1809・13㎡の規模。耐震診断結果でD判定となっており耐震性が非常に低く、大規模な改修が必要な状況。また、老朽化が著しいことに加え、付近に名久田川が流れており、2019年度に村が作成したハザードマップでは浸水想定区域内に位置していることから移設が必要な状態と判断した。

建設候補地は、道の駅中山盆地(中山2357-1)駐車場内の公衆トイレ付近およびドッグランスペース付近の2カ所とし現在、三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が地質調査を進めているところ。調査の結果を踏まえて今後のスケジュールを決定していく。

また、村では道の駅の利便性を向上させるため、公共交通や公共施設の集結を計画しており、合わせて道の駅の再編を目指している。

なお、23年3月に村有公共施設の再編に向けて東洋大学(東京都文京区)と公民連携推進に関する協定を締結しており、老朽化や利用頻度が低い施設の再編コストの算出や公共施設マネジメント方法などの調査を進めている。

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