県は３日、２０２４年度建設事業関係功労者と優良建設工事受賞者を発表した。功労者は１１人。知事表彰は４０工事５３者が受賞。県が発注し、昨年度に完成した請負金額５００万円以上の１６８３件の中から厳正な審査を経て特に優秀な工事が選定された。先進的な取り組みが評価された知事奨励賞は１０工事１０者が受賞した。表彰式は３０日午後２時半から、県総合文化センターサブホールで行われる。（４面に各受賞者）

　功労者は岡村昌仁県建設業協会常任理事、亀和田薫県舗装協会元理事、亀和田信明県測量設計業協会副会長、木村光伸県建設業協会常任理事、神宮厚県設備業協会理事、菅又守県建築士事務所協会理事。

　宮﨑和典県設備業協会理事、八木澤明県宅地建物取引業協会常務理事、八木澤久県電気工事業工業組合理事、横田学県管工事業協同組合連合会元理事、和知孝道県舗装協会副会長。

　いずれも建設業や不動産業、住宅産業などに３０年以上継続して従事または２５年以上継続従事し、関係団体の役員として５年以上在職。優れた功績で業界の発展に貢献している。

　昨年度に完成した工事の部門別件数は土木１３８８件、建築７９件、林業８２件、農業土木９０件、企業４４件。完成検査評点区分がＢランク（７５点）以上の工事のうち、環境森林部、農政部、県土整備部、企業局から推薦された約２００件を対象に審査を実施した。

　審査は完成工事検査点数と施工困難性などを見る現地調査評価点数の合計で上位４０件を知事表彰候補、その成績に次ぐ６０件を所長等表彰候補とし、若手や女性の登用、働き方改革、ＩＣＴや新技術の活用など先進的な取り組みを行った所長等表彰候補の中から知事奨励賞候補を選定。副知事、環境森林部長、農政部長、県土整備部長、企業局長を委員とする審査会（会長・北村一郎副知事）を経て決定した。

　知事表彰工事の部門別受賞件数は土木３２件、林業２件、農業土木２件、建築３件、企業１件。

　受賞工事の施工者は県の２５～２６年度入札参加資格の技術点に２５点（受賞回数×２５点、各工種上限５０点）が加点されるほか、総合評価落札方式の入札で価格以外の評価点の対象になる。また、指名競争入札で優先的に指名を受けることができる。知事奨励賞の施工者も知事表彰と同等の優遇措置が与えられる。

　建設事業関係功労者は次の通り。（①会社名・役職②関係団体・役職、敬称略）

　▽岡村昌仁（さくら市）＝①岡村建設代表取締役②県建設業協会常任理事

　▽亀和田薫（宇都宮市）＝①米弥工業代表取締役②県舗装協会元理事

　▽亀和田信明（宇都宮市）＝①ヨネヤプランニング代表取締役③県測量設計業協会副会長

　▽木村光伸（佐野市）＝①下野土木代表取締役②県建設業協会常任理事

　▽神宮厚（宇都宮市）＝①日神工業代表取締役②県設備業協会理事

　▽菅又守（益子町）＝①ドラフト代表取締役②県建築士事務所協会理事

　▽宮﨑和典（宇都宮市）＝①協新電工代表取締役②県設備業協会理事

　▽八木澤明（日光市）＝①エイトホーム代表取締役②県宅地建物取引業協会常務理事

　▽八木澤久（日光市）＝①八木沢電設代表取締役②県電気工事業工業組合理事

　▽横田学（小山市）＝①ヒタチ設備代表取締役②県管工事業協同組合連合会元理事

　▽和知孝道（宇都宮市）＝①渡辺建設取締役②県舗装協会副会長