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群馬県東吾妻町

さかうえ拠点バス停の基本設計を委託へ

2024/07/06 群馬建設新聞


東吾妻町は、本宿地内で「さかうえ拠点バス停」の建設を計画しており、8月に基本設計の委託を行う。入札方式は指名競争入札を検討している。空き地となっている未舗装地3700㎡を活用してバス停留所を整備するもので、アスファルト舗装に加え、公衆トイレや待合室の建設などを計画。2025年度に詳細設計を委託し、26年度に工事を発注する見込み。

「さかうえ拠点バス停」は、坂上小学校(本宿389)西側の旧坂上小学校跡地に建設する。現在は更地になっており、路線バス乗務員休憩室としてプレハブ小屋が設置されている。

バス停の建設は地域住民からの要望により、近隣に飲食店やコンビニなどの販売店および休憩スペースや公衆トイレがなく、公共交通機関も少ないために整備するもの。交通結節拠点としてのみならず、地域での暮らしと交流の中心となる拠点の建設を目指すとしている。

基本計画では、路線バス2台とスクールバス1台およびデマンドバスとなるハイエース3台の発着場となるため、敷地のアスファルト舗装を行い、40台程度の駐車場スペースも設ける。このほか、敷地にはバスや車の通行用に延長73m、幅員7mの町道を新設する。なお、駐車場やバス乗降場はバリアフリーに対応した整備を予定している。

また、敷地には待合室および公衆トイレを新設する。構造はS造またはW造を想定し、延べ床面積は168・93㎡となる見込み。屋根はカラーガルバリウム鋼板葺き、外壁は木版張自然塗料などを検討している。

待合室にはイスや机、自動販売機などを設置し、バス乗務員室休憩室や倉庫を設ける。公衆トイレは、男性用と女性用および多目的トイレを建設するほか、建物前にバス乗車場を整備し、ベンチや雨よけ用の屋根を設置する。

ほかに付帯工事として、電気通信や空調、排水設備工事や、樹木の植樹、防護柵などの交通安全施設や防犯灯および防犯カメラの設置を計画している。

なお、基本計画の策定支援業務はアイ・ディー・エー(高崎市)が担当した。

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