県流域下水道事務所は、釜無川浄化センターのスクリーンポンプ棟耐震補強工事を本年度に進める。工事は総合評価方式の一般競争入札を執行して発注となる。現段階では8~9月中の発注を目指している。
富士川町長沢1790に建つ同棟を対象とし、地震などの災害対策として建物の耐震補強を行うもの。
当該建物は同センター敷地内の北東側に位置する。建設時期も古いため、現在の耐震基準を満たしていない箇所が多く見られるという。
工事では、調査により現状耐えられないと判断された部分に対し、コンクリートや鉄筋を使った補強を行う。
さらに、現在備わる壁の厚さを増すなどした土木的な工事を主に進めて建物の強化を図る。耐震化により施設機能の維持につなげていく。
同棟はRC造地下2階、地上2階建て。建築面積は914㎡。同施設は処理区域の市町村から送られる下水を最初に流入する重要な建物として供用されている。
設計業務については日水コン(東京都)が担当してまとめた。成果品はすでに納品済み。
工期は約7カ月間を見込んでおり、本年度内の完了を目指す。
【写真=釜無川浄化センター】