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埼玉県消防設備協同組合

埼玉県消防設備協組の新理事長に大室氏

2024/07/04 埼玉建設新聞

 埼玉県消防設備協同組合は2日、第13回通常総会をさいたま市内のパレスホテル大宮で開き、任期満了に伴う役員改選では、新たな理事長に大室昭浩氏(大室防災)を選任した。

 議事では2023年度事業報告・収支決算および監査報告、本年度の事業計画案・収支予算案について審議し、原案どおり承認した。本年度の事業計画は共同購買事業、共同受注事業、共同宣伝事業、教育情報事業を盛り込んだ。さらに、官公需適格組合の取得と建設業許可証の取得について審議。本年度から進めていくことを承認した。官公需適格組合の取得について藤岡理事長は「共同購買事業は一定の成果が出ていると思うが、さらにこれからは、組合として仕事を請け負うことも1つの手法だと考えている。それによって少しでも皆さまが組合に入って良かったなと思っていただければ」と説明した。

 総会終了後は多くの来賓や賛助会員も加わり懇親会を開催し、親睦を深めた。大室新理事長はあいさつで「理事長という重責に大変身の引き締まる思い」述べた後、藤岡前理事長について「長い間大変ご苦労様でした。当組合の発展に多大な貢献をされ、特に今後の組合の柱となる共同購買事業取り組み、毎年着実に成果をあげられた」と功績をたたえた。続けて「官公需適格組合、建設業許可証の取得については、本日の総会で承認を受けて一歩踏み出したところ。当組合は、地域の皆さんが安心して暮らせるよう、安全な消防設備の工事、設備整備、維持管理を行っている。そのために組合は常に組合員同士が切磋琢磨して、技術を磨き、消防設備士としてのエキスパートな人材を育成できる環境を提供することを目的としている。高い技術力や知識を身に付け、お客様が納得するサービスを提供することによって、少しずつ利益を上げていければと考えている。積極的な事業への参加をお願いする」と呼び掛けた。来賓として出席したさいたま市消防局の長江照夫局長は「皆さまと連携を密にし、災害に強いまちづくりの実現に向け全力で取り組んでいくので、消防用設備等の適切な維持管理等防火対象物の安全確保にご支援ご協力を」と述べると、埼玉県消防設備協会の梅澤將明会長は「大室理事長を先頭に、若い体制で次の世代を切り開く、そんな組合にしていってほしい」と期待を寄せた。

 本年度から2カ年の主な新役員体制は次の通り。※敬称略

▽理事長=大室昭浩

▽副理事長=木原正春(総務・財務委員長)、浅野和志(技術・研修委員長)、塚田貴幸(青年部会委員長)、境田潔(会員増強委員長)、森澤正則(事業・企画委員長)

▽理事相談役=梅澤將明、藤岡久


写真=あいさつする大室新理事長

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