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長野県高校教育課

基本計画策定支援 12日にプロポ開始/中野総合学科新校の施設整備

2024/07/10 長野建設新聞

 県教育委員会高校教育課は中野市に設置する中野総合学科新校(仮称)の施設整備に向けた基本計画の策定に当たり、建築コンサルタントの参画を決め、事業者を公募型プロポーザル方式で選定する。今週12日に手続きを開始する予定。参加形態は単体または3者以内で構成するJVとする。発注規模は税込み予定価格2000万円未満。

 新校は中野市にある中野立志館高校と中野西高校を再編統合し、中野立志館高校(中野市三好町2丁目1-53)の校地・校舎を活用し整備する。現時点の計画では新築する建物が約5500㎡、解体する建物が約5500㎡。関連部分の改修も行う。開校予定時期は2030年度で、施設整備期間は基本計画と設計で3年、工事で3年の6年程度を見込む。

 「中野総合学科新校施設整備事業基本計画策定支援業務」として発注するプロポの参加要件は①県入札参加資格の建築コンサルタント(同等資格を含む)を有する1級建築士事務所②公共性を有する建築物で延べ1000㎡以上の新築、増築、改築の設計実績③単体またはJV代表構成員は、管理技術者に「公共性を有する建築物で延べ1000㎡以上の新築、増築、改築の設計実績(管理技術者または担当技術者(建築意匠)としての実績)」を有する1級建築士を配置⑤単体またはJVの代表以外の構成員は、建築(意匠)主任担当技術者に「公共性を有する建築物で延べ500㎡以上の新築、増築、改築の設計実績」を有する1級建築士を配置―など。地域要件は設けない。

 資料提出期限は8月下旬、ヒアリングは11月上旬を予定。特定後、25年6月30日の履行期限で業務を委託する。その後の基本・実施設計についても本業務の事業者へ委託することを想定している。

 なお、統合再編後の設置課程は全日制総合学科7~8学級程度、定時制普通科1学級を想定している。

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