福田道路の本年度全社技術発表会が11日、新潟市中央区のANAクラウンプラザで開かれた。若手からベテランまで日ごろの現場での創意工夫や新工法へのチャレンジなど18演題が発表され、5編が最優秀賞、13編が優秀賞に選ばれた。
技術発表会は、現場で活用した新工法、新技術や日ごろの創意工夫、安全対策等の事例を発表し、付加価値の高い提案内容を全社に水平展開するとともに、発表を通じてプレゼンテーション能力、聞く人に認めさせる能力のさらなる向上を目的に開催している。
坂上浩則社長は、「ただ聞くだけでなく、参加者全員の資質を向上させるため、聞く側の資質も求められている。発表者だけなく聴講者も一緒なって会を盛り上げて価値の高いものにしていただきたい」とした。
発表者および演題は次の通り。※敬称略
◆最優秀賞
◇夏堀誠司(千葉営業所)=FORMURA e WORLD CHAMPIONSHIP Project
◇森田恭平(豊沢トンネル)=新設工事におけるBIM/CIMの活用と現場での新たな取組み事例
◇中田詞也(名古屋営業所)=工事における小道具の開発~「ジョーロブラシ」「柄付ふるい」「ちりとりスプレーヤー」~
◇真保大地(酒田営業所)=建物際・側溝物損対策(簡易的かつ経済的な工夫で公衆災害防止を図ろう)
◇江部貴幸(相模原合材工場)=安全の流儀
◆優秀賞
◇八幡優太郎(村上支店)=現場案内図の作成について
◇佐藤伊吹(洲衛舗装)=早期開通に向けた工期短縮への取り組み
◇江村塁(西蒲営業所)=乳剤飛散による事故を防止するために
◇金澤祥浩(山清路トンネル)=水路内部の確認方法について
◇加藤大喬(横浜営業所)=ICT技術を活用した切削施工
◇山本樹(浜松営業所)=民間工事における提案営業の取り組み
◇若松勇気(岸和田営業所)=熱中症対策への取り組み
◇樋口直(R4上布野)=コンクリート舗装における提案と施工時の工夫等について
◇武田勇希(仙台営業所)=EX-TREND武蔵の三次元設計データーを活用し、測量・検測作業を効率化
◇佐藤成彦(弘前営業所)=法改正に伴うダンプ昇降設備の改善
◇増井裕明(技術部)=ヒートドレッシング工法のCO2削減効果について
◇真保孝之(機械センター)=コンクリート端部成型の簡素化
◇高木壽江(業務管理部)=総合評価の省力化(RPAによる業務効率化)
【写真=日ごろの成果18演題を発表】