県中之条土木事務所は長野原町長野原地内で、国道145号道路メンテナンス事業として、長野原めがね橋2号橋の補修工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。設計はエイト日本技術開発(東京都中野区)がまとめた。
同橋は、長野原町役場(長野原1340-1)付近の国道145号久々戸交差点東側で吾妻川を渡河している。1999年竣工、橋長150m、全幅26・9m、有効幅員19・1mの単純鋼ニールセンローゼ橋となる。
補修は、橋面防水と床版の打ち換えを行う。橋面の延長148・7m、面積1948㎡および橋台のコンクリート部分で延長16m、面積166・9㎡を対象に、複合防水工法で高浸透塗膜系防水材などにより防水加工し、基層と表層それぞれ厚さ4㎝を切削し打ち換える。
同橋は草津町などが近いことから観光バスなど通行量が多いため、工事の際は交通誘導員などを配置して片側車線を通行止めにし、片側づつ施工していく。工期はおよそ8カ月を想定している。
今後の計画としては、下部工のひび割れ補修や伸縮継手配水管の補修を予定しており、2025年度以降に発注していく。
工事は、老朽化に伴い路面が荒れていることに加え、防水層が整備されていないことから長寿命化のために改修するもの。なお、めがね橋は1号橋と2号橋が隣接しており、中之条町側が2号橋となる。