木田余1号雨水幹線整備事業を進める土浦市は、木田余ポンプ場のポンプ増設および電気設備増設を計画している。いずれも9月までに一般競争入札で業者を選定する見通し。ポンプ場整備事業費として3カ年継続費23億7886万円を編成。工期に関してはポンプ増設工事が約25カ月、電気設備増設工事については約24カ月を見込む。
今回増設するポンプの流量が、7・5立方m/s×2基となる。電気設備増設工事ではポンプ設備動力制御盤のほか、流量計などの計装設備および監視制御設備を増設していく。併せて、配線工事についても実施予定。ポンプ設置に係る実施設計を、千代田コンサルタント(千代田区)が2022~23年度にまとめた。
ポンプ場整備事業は上流側の雨水幹線整備に伴い、木田余ポンプ場の処理流量が増大したことによるもの。同ポンプ場は、稼働年が1999年の雨水ポンプ場。事業費の年割額については24年度6億8838万円、25年度9億7407万2000円、26年度が7億1640万8000円となっている。
木田余1号雨水幹線整備事業に関しては、市街化の進展に伴う降雨時の家屋・道路等の浸水被害(冠水)の解消を図るもの。これまでにJR常磐線横断部委託工事および上流側の排水路整備工事を行ってきた。残る排水路整備工事(L150m)、上流側の切り替え工事(L15m×2カ所)については25年度以降順次進め、事業完了を目指す。