就任に当たって「高崎管理事務所の一員として総括する役割を果たし、各種事業を計画的かつ着実に進めていくとともに、高速道路を活用して企業活動をさせていただいている地域社会に貢献していきたい」と意気込む。高崎管理事務所への配属は今回で2回目となり、1回目の配属は2015年で、施設担当課長として、北関東自動車道太田強戸パーキングエリア、関越自動車道上里スマートインターチェンジの新設に尽力した。これまでに携わった思い出深い仕事について聞くと太田強戸パーキングエリアの新設を挙げ「これまで積み上げてきた管理事業の経験を生かしてお客さまが使いやすいだけではなく、施設保守や清掃面に配慮した休憩施設を目指し、グループの仲間と意見を出し合いながら設計・工事を取りまとめてきた。地元に貢献できたことが一番の思い出」と振り返る。
現在、高崎管理事務所で進めている主なリニューアル工事として、関越自動車三室沢橋の床版取替工事を挙げる。三室沢橋は橋長107mの橋梁で、上下線において既存のRC床版を耐久性のあるPCコンクリート床版に取り替える工事内容となっている。「5月~7月の期間は上り線側、秋からは下り線側を対象に工事を実施し、年内に完了する見込みとなっている」と話し、今後は「舗装路面の深部に損傷が発生してきている箇所について、舗装の深い部分を耐久性の高い材料にすることで、劣化しにくい舗装路面にしていく。また、橋梁については床版取替を行わなければならない状態になる前に高性能の防水工を施すことで損傷の原因となる水の侵入を防ぐ対策も行っていく」と安心安全な高速道路の実現に向け尽力していく決意を述べた。
前橋市出身で、県立前橋高校、北海道大学工学部建築工学科を卒業後、日本道路公団(現・東日本高速道路)に入社した。現在は奥さまと中学3年生の長女、小学5年生の次女との4人暮らし。趣味は野球観戦とドライブ。日本ハムファイターズを中心に応援しており「インターネット配信でパ・リーグの試合をメインに視聴している」という。今回の赴任をきっかけに「群馬の魅力を再発見し、心身ともにリフレッシュしていきたい」と笑顔を見せる。