記事

事業者
茨城県常陸太田工事事務所

橋梁工を順次公告/0139号線上部2件、下部4件

2024/07/25 日本工業経済新聞(茨城版)

 県常陸太田工事事務所は、常陸太田市から受託している市道0139号線整備事業を進めている。本年度は、9月までに橋梁工事6件(上部工2件、下部工4件)を公告する。対象工事は①第1号跨道橋の上部工②第1号跨道橋の下部工③第2号跨道橋の上部工④第2号跨道橋の下部工⑤第3号橋の下部工⑥第5号橋の下部工。橋梁名は全て仮称。それぞれ工期は10カ月程度を見ている。工事場所は常陸太田市亀作町地内、真弓町地内。


 (仮称)第1号跨道橋(亀作町地内)では、橋台工事2基(A1、A2、コンクリート製)と、橋台整備に伴う土砂掘削運搬工事8000立方mを実施する。また上部工事として、全体延長37・5m(PC1径間)を床版まで整備する。

 (仮称)第2号跨道橋(亀作町地内)については、橋台工2基(A1、A2)の整備と、土砂掘削運搬工を5000立方m行う。併せて全体延長36・2m(PC1径間)を、第1号橋と同様に床版まで整備していく。

 (仮称)第3号橋(真弓町地内)については、A2橋台1基を整備する。橋長は約115mで幅員は8・5m。時期を見て残りの橋台1基も整備する方針だ。

 (仮称)第5号橋(亀作町地内)では、橋台工としてA1、A2の2基を整備。橋長は約24mで幅員は8・5m、片側1車線とする計画だ。

 橋梁は、道路建設課が担当する箇所も含めて全8橋(跨道橋3橋含む)を整備。今後、第4号橋(橋長約41m)、第6号橋(橋長約131・4m)、第7号橋(橋長約428m)の整備も控えている。

 0139号線整備事業は計画延長5480m。市が事業主体で、幡町はたそめ団地と日立市金沢町の山側道路を結ぶ道路を新設するもの。途中の(仮称)真弓トンネル(延長2084m)も整備していく。車道幅員は6・5m(2車線)。計画交通量は7700~8900台/日で、2029年度を事業完成年度に設定している。

 同路線は、常陸太田市と日立市を結ぶ東西の交通ネットワークとして物流や通勤等の日常生活の基盤を支える路線。また、常陸太田市には三次救急に対応できる医療機関がなく、日立地域内の高度医療体制が整った病院に搬送せざるを得ないため整備する。

 さらに、新たな商業施設等の拠点となる東部土地区画整理事業地へのアクセス道路として、民間企業の投資や新たな雇用の創出など市の発展に大きく寄与する路線となる計画だ。

 18年度から事業を進めており、21年度までに調査、設計、用地買収、橋梁工事、道路改良工事に着手している。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら