県峡南建設事務所は、富士川クラフトパークの公園施設改修工事を本年度に行う。改修内容は、第２駐車場の園路拡幅などを主に行う。工事は一般競争入札を執行し、今月から９月中の発注を目指す。

　身延町下山１５９７に位置する同公園内の第２駐車場をメインに、園路の拡幅や石積みの一部取り壊しや移植、集水桝の蓋の交換などを進めるもの。

　同公園は防災活動の拠点として指定されている。有事の際には消防や警察、自衛隊などが集結して活動を展開する場所に使用していく。

　園内に備わる第２駐車場は、公園を訪れる一般車両が主に利用している。有事の際に使用する特殊車両は大型なため、現状では進入路が狭いことや駐車場に備わる石積みが支障になるという。大型車両が第２駐車場への出入りが可能となるよう、園路の拡幅と石積みの一部取り壊しや積み直し、舗装工事などを行う。

　このほか、園路に備わっている集水桝の蓋の交換も予定している。既存は14ｔの加重に耐えられる蓋が使用されている。大型車両の通行にも対応可能とするため、25ｔまで耐えられる蓋に変更する。

　設計業務についてはエイト日本技術開発山梨事務所（甲府市）が担当してまとめた。成果品はすでに納品済みとなっている。

　工期には約６カ月間を見込んでいる。

　工事では同公園を運営しながら進めていくため、来訪者には園内に位置する第２以外の第１駐車場などの使用で対応する。来訪者が多い観光シーズンにかからないように工事を行って、本年度内の完了を目指す。

【写真＝改修を行う第２駐車場、第２駐車場入口の進入路】