県日光土木事務所は、日光市の主要地方道今市氏家線東町工区の整備に乗り出す。東武鉄道下今市駅前交差点から国道461号並木大橋交差点まで1110mをバイパスと現道拡幅により改善する計画。当面は駅前から日光線踏切まで140mを先行。幅員15mに拡幅し両側歩道下には電線共同溝を整備する。今年度は道路詳細設計と電線共同溝予備設計を実施。事業着手時期を検討する。道路詳細・電線共同溝予備設計をピーシーレールウェイコンサルタントに委託した。(3面に関連記事)
140m区間の現道幅員は12m。車道3m×2車線に北側歩道が3・5m、南側は1・5m。車道と歩道との間の路肩が0・5m。
計画では全幅15mに拡幅。車道3m×2車線の両側の路肩兼自転車通行帯を1・5m、両側の歩道は3m確保し南側路肩には大型側溝を暗渠化。歩道下には電線共同溝を整備する。交差点部は右折レーンを設置し幅員18mを確保する。
踏切内も15mに拡幅し歩道と車道を分離して通行の安全を確保する計画で、東武鉄道との本格的な協議調整を始める見通し。
市道瀬川森友線は国道119号水無バイパスにアクセスする4車線道路。今市氏家線とはクランク状の変則交差点。交差点を是正するため瀬川森友線から東側を北にルートを確保するバイパスを構想。並木大橋交差点手前で現道と合流する。
並木大橋交差点東側は都市計画道路3・4・11号赤間々今中線清原町工区1000mの拡幅改良を計画。都市計画決定の幅員16mを15mに修正。2026年度の事業化を目指して測量設計や幅員構成を見直す都市計画変更手続きを進めている。
今市氏家線は国道119号を起点に下今市駅前を経由。市北東部から塩谷町を経由してさくら市中心部を結ぶ幹線道路。
下今市駅周辺は沿道に商業施設や事業所が集積。県は街路事業平町東町工区として幅員15mに拡幅して電線共同溝を整備。市は駅前広場の整備を進めてきた。