邑楽町は埴堀団地(中野2257)で解体工事を計画しており、2025年度に工事の発注を行うことを明らかにした。敷地の半分が貸地となり、貸地は25年9月までに返却する必要がある。25年度については貸地の部分を優先的に実施する方針。工事発注は、来年度明け早々に行うことが見込まれる。
埴堀団地は1974年から78年に建設され、老朽化が著しい。大黒第2団地との集約化を図るために、埴堀団地の住宅は全て解体。大黒第2団地では敷地内で2棟54戸で同団地の建て替え工事を今年度から2カ年で進めているところ。建築工事を徳川組(邑楽町)、電機設備工事については大光電設(館林市)、機械設備工事は神寛(館林市)が手掛けている。
埴堀団地の敷地面積は7255㎡で、そのうち借地は4958㎡となる。住宅はともにW造平屋で40戸で構成されている。うち敷地が借地となる半分ほどでの解体を来年度に実施する見込み。
残る住民が住んでいる住宅については、建て替えが進む大黒第2団地の完成後の引っ越しが完了次第、順次進めていく。
解体設計業務は建て替えを行っている大黒第2団地の既存住宅の一部とともに山田工務所(前橋市)が手掛けており、11月末ごろには完了させる見通しとなる。