県測量設計業協会(吉竹行仁会長)は7月初めから、能登半島地震で被災した石川県輪島市で災害復旧支援を行っている。
参加しているのは会員の有志。全国測量設計業協会連合会からの応援要請を受け、直ちに準備を開始し、7月から各社がスケジュールを調整しながら現場に入り、公共土木施設災害査定のための調査を行っている。現時点の対象箇所数は道路約140路線と約100河川だが、いまだ被害の全容はつかめず、さらに増える可能性もある。協会は査定後の復旧工事の詳細設計までを行う予定で、息の長い支援活動となりそうだ。
吉竹会長は「大規模な自然災害が発生した際は協力して事にあたる。長野県も過去に応援をいただいた。災害対応はわれわれの使命。住民が一日も早く日常を取り戻せるよう、できる限り支援したい」と話した。
なお、長測協が他県で災害復旧支援を行うのは2011年7月の新潟・福島豪雨以来のこと。