埼玉県防草ブロック工業会は17日、第5回定期総会をさいたま市内の市民会館おおみやで開き、新たな会長に森田俊哉氏(カイエー共和コンクリート)を選任した。
あいさつで森田会長は「この会も設立から5年が経ち、実績も積みあがってきた。これからさらにどうやって実績を伸ばしていくかが課題。国交省も防草技術に少しずつ目を向けていただいており、皆さまと協力しながら国や県・市町村へPRを考えていきたい」と呼び掛けた。
続いて議事に移り、前年度事業報告や決算報告、本年度の事業計画案を原案通りに承認した。役員構成の変更では、日下銹二会長に代わり、新たに森田副会長を会長に選任し。日下氏は相談役に就いた。
防草ブロックは効果が実証され、歩車道境界ブロックをはじめエプロン付歩車道ブロック、管渠型側溝、L型擁壁などを防草仕様にすることが可能で、メンテナンス不要かつ環境負荷がないことが特徴。2023年度は、東松山県土整備事務所発注工事で、中央分離帯ブロックに1㎞以上採用されたほか、本庄・熊谷・飯能の各県土整備事務所、関東地方整備局大宮国道事務所、東松山市で採用された。同会では本年度も関東地整や県・市町村、設計コンサルタントへの普及活動を積極的に行っていく。