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管工事組合ら若手経営者団体が花角知事に活動成果を報告

2024/07/27 新潟建設新聞

 新潟県中小企業青年中央会の若手経営者団体と花角英世知事との懇談会が9日、新潟市中央区のホテルイタリア軒で開かれ、販売促進やSDGs事業継続、人材確保・働き方改革をテーマに活動した4団体の成果が花角知事に報告された。

 新潟市管工事業協同組合青年部では、青年部創立40周年に合わせて新潟県中小企業診断士協会青年部とともに検討したSDGs推進の取り組みを発表。目標としてSDGsを進めるだけでなく、人手不足解消や従業員満足度の向上、収益の確保など経営課題解消につながる内容を検討し、次世代への技術継承や職場環境改善に取り組んだ。

 青年部の倉田光部長は、取り組みを通じて「組合全体での意識改革、自社が抱える経営課題が浮き彫りになった」とし、「有給休暇取得の促進や残業時間の削減に取り組み、自社の社員の満足度を上げることが採用活動につながった」とした。今後のSDGsの取り組みについては「能登半島地震を受けライフラインを担う団体として自社、組合全体でのBCP計画を考えていくことが課題」と話した。

 花角知事は「企業価値、業界イメージを上げるためにもSDGsは重要。イメージを変えて若い人を集めるため、業界の意識も変わってきている」と指摘。また、企業の採用活動に言及し「首都圏に比べて県内企業は採用力が足りない。人を呼び込むための補助や助成も行っており、各企業も早い段階から採用に力を入れてもらいたい」とした。

【写真=花角知事に活動を説明】

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