県中部農業事務所農村整備課は高崎市北原町などの宮室原中地区で進めている石綿管更新工事について、8月中旬にも2件の工事を一般競争入札で公告する。ともに宮室支線が対象となっている。
同事業は、高崎市金古町を中心に農業用パイプラインに使用されている石綿管を更新するもの。1970年代に整備されており、老朽化も進んでいることから更新事業を計画した。宮室支線と原中支線を合わせて3400m区間で事業を推進する。
宮室支線は全線で6500mあるうちの2600mで更新を計画。原中支線は1000mのうちの800mを対象に更新する。設計は藤和航測(前橋市)が作成した。
宮室支線での工事は2024年度が初年度となり、高崎市金古町などを通る区間で塩ビ管を布設する。施工延長は360mと800m。口径は360m区間の管がφ200㎜、800m区間はφ200㎜から250㎜としている。25年度以降については、1440m区間での工事が残っており、26年度の完了を目指している。
原中支線については23年度に600m分の工事を発注。24年度は残る200m区間の工事を指名通知していることから、本年度で完了となる。