常総市は、水海道公民館および児童センターを移転し、水海道市街地内に複合施設新設を計画している。施設整備においては、民間提案を募集。9月6日までに募集を受け付け、9月18日に審査結果の公表を予定している。9月下旬ごろには、選定事業者との間で整備事業に関する協定を締結。2025年度から、提案に基づき事業者が設計、施工を含めて複合施設建設にとりかかる。
事業者を選定した後、事業化へ向けて協議を開始。契約に関しては、事業者との随意契約を前提としている。協議成立後に施設整備に関する予算案を市議会に上程し、承認を経て事業化の予定だ。
複合施設は、水海道市街地内の市民の広場に予定。施設規模、構造については事業者提案に基づくものとしているが、前提条件として施設延べ床面積や広場との一体利用、広場利用者へのトイレ整備を設定している。延べ床面積は、公民館が500~600㎡、児童センターは350~400㎡の確保を条件とし、階数などについては事業者の提案となる。また公民館を二次避難所として指定しているため、防災拠点機能を有することを前提としている。
市民の広場の所在地が、水海道宝町3374―3(地番)ほか。敷地面積は約4000㎡を有する。水海道都市計画区域内で、建ぺい率が80%、容積率は200%。地目が雑種地となる。現在の市民の広場には、北側および南側に駐車場があり、中央にイベント広場がある。井戸のほか、電源および給排水設備3基を設置。駐車場はアスファルト舗装、イベント広場にはインターロッキングが施されている。
移転となる水海道公民館(水海道栄町2680―1)の敷地面積は1947・04㎡。建物は3階建てで、延べ床面積1240・55㎡を有する。1階に集会室、談話室、2階には研修室2室、調理室、茶室、会議室があり、3階に軽運動室、和室を設置している。
築51年が経過しており、老朽化が著しいため移転。地域住民の交流の場、生涯学習の場、子育て支援の場を充実させ、多世代交流の活発化を目的とし、市民の広場との一体的な活用を目指している。