国土交通省北陸地方整備局は、今年度の発注見通しを公表した。総件数は、工事関係が645件、業務関係が3件。
工事関係の内訳は、一般競争入札(政府調達協定対象※WTO)が9件(うち港湾空港部関係3件)、一般競争入札が450件(同40件)、工事希望型競争入札が141件、随意契約が45件。
また、建設コンサルタント業務関係は、簡易公募型競争入札が2件、簡易公募型プロポーザル入札が1件。
注目のWTO対象の発注案件としては、まず、長岡国道事務所が計画する「新八箇峠トンネル工事」(十日町市八箇地先)があり、第4四半期に総合評価落札方式により入札執行する。概要は工事延長約850m、内空断面積約70㎡、橋梁床版工一式など。工期は約31か月。
新潟国道事務所が計画する「松浜上流橋下部工事」(新潟市)は、第2四半期に総合評価落札方式により入札執行する。概要は橋脚工6基、基礎工、仮設工一式など。工期は約9か月。
また、信濃川下流河川事務所が計画する「三条築堤及び樋管改築工事」(三条市荒町)は、第3四半期に総合評価落札方式により入札執行する。概要は築堤約1km、樋管継足4基、樋管撤去1基。工期は約28か月。
その他、本県関係のWTO対象案件では長岡国道事務所が計画する「289号9号トンネルその3工事」(三条市塩野淵~福島県只見町叶津)があり、第1四半期に随意契約する見通し。概要はトンネル掘削1500m、覆工1900m。工期は平成21年12月20日まで。