高崎市は西横手町、宿横手町に跨る区域で行う都市計画道路宿横手大沢線(3工区)水路整備工事について、9月の指名通知へ準備を進めている。工種は土木一式で、工事期間は約5カ月を見込む。
宿横手町地内の主要地方道前橋長瀞線バイパスから約3190m(幅員18m)北へ向かった大沢町地内までを1~4工区に分割して整備を行う。なお、大沢町地内の終点から萩原町と西横手町に跨る、東部工業団地西側を流れる滝川までの約2140m区間となる1工区と2工区は整備が完了している。
3工区は滝川を南進し、市道将軍塚団地中通り線までの約400m区間が対象。滝川を跨ぐ新橋は横手橋の下流側に設置する。現時点の計画では橋長35m、幅員18mの単純鋼・コンクリート複合I桁橋で整備。鋼重は約490tとなり、橋台は場所打ち杭の逆T式橋台で、橋台高は2基ともに約6mの規模となる。1橋台当たり基礎にφ1000㎜、長さ20mの場所打ち杭を10本打設する計画となっている。3工区の道路および橋梁の詳細設計はアイ・ディー・エー(高崎市)が手掛けた。
2024年度は、下流部に位置する約80m区間を対象に約500㎜×約1100㎜の自由勾配側溝の布設を計画している。
4工区については、将軍塚団地中通り線から前橋長瀞線バイパスまでを結ぶ約650m区間となる。24年度に現地測量および道路予備設計業務を高崎測量(高崎市)に委託。同社は25年2月末までの履行期限で業務をまとめる予定。道路詳細設計は25年度以降に委託し、早期の工事着手を目指す。