県長野地域振興局農地整備課は長野市篠ノ井塩崎にある塩崎揚水機場を更新する。設計業務について23日に開かれた県建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。入札方式は総合評価落札方式(技術者実績等簡易型)で、参加基本要件は建設コンサルタント(農業土木)、県内本店または営業所、所属技術者3人以上。発注規模は税込み予定価格3000万円以上。順調ならば25年度から工事を開始する。
新たな機場は既存施設(粟佐橋付近、千曲川左岸)の南隣に建設。供用後、既存施設は取り壊す。能力は既存と同じ吐出量0.57m3/秒。設計業務の開札予定時期は9月下旬で、履行期間は約210日(債務負担行為設定済)。順調ならば来年度から工事に取り掛かり、27年度中に供用を開始する。
設計業務の入札参加者には技術者要件で管理技術者と照査技術者にそれぞれ技術士農業部門(農業土木)、同(農業農村工学)、認定技術管理者(農業土木)、RCCM(同)、農業土木技術管理士の配置を求める(兼務不可)。
業務名は「令和6年度県営かんがい排水事業塩崎地区揚水機場実施設計業務」。