県大町建設事務所は地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路「大町市街地区間」の道路およびインターチェンジ予備設計業務を9月中旬にも公告する。23日の県建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。入札方式は総合評価落札方式(技術者実績等簡易型)。BIM/CIM適用業務(発注者指定型)として発注する。入札参加基本要件は建設コンサルタント(道路)、県内本店または営業所、所属技術者3人以上。発注規模は税込み予定価格3000万円以上。
大町市街地区間の整備に向けては今年1月に幅100mの最適ルート帯が決定。整備延長は約8.6㎞。県道有明大町線の特別養護老人ホーム「銀松苑」付近を起点とし、ICは南側から①国道147号との交差点②県道有明大町線との交差点③県道扇沢大町線との交差点④県道白馬岳大町線との交差点―の4カ所に設置し、木崎湖トンネル入口付近へつなぐ。構造物は観音橋と高瀬上橋の間に延長約330mの橋梁を新設する。用地補償費を含む概算事業費は約270億円を試算する。
今回の業務内容は道路予備設計L8.6㎞とダイヤモンド型IC予備設計N4カ所。最適ルート帯の幅100mの範囲内で、実際のルート(線)を検討する。開札予定時期は9月下旬で、履行期間は約330日(債務負担行為設定済)。
参加者には同種業務要件で「高規格幹線道路又は地域高規格道路の道路予備設計業務の実績」を、また技術者要件で管理技術者に技術士建設部門(道路)、照査技術者に技術士建設部門(道路)または認定技術管理者(同)の配置を求める(兼務不可)。
業務名は「令和6年度道路計画調査(補助)・県単調査(道路改良)合併事業に伴う設計業務」(松本糸魚川連絡道路 管内一円 管内一円その8)。