前橋市(小川晶市長)は27日、9月定例議会に上程する補正予算案を明らかにした。小学校2校の長寿命化改良の実施設計委託料に2025年度債務負担行為も含めて4200万円を充てている。また、(仮称)大前田樋越地区産業団地開発に向けて産業立地推進事業特別会計へ測量業務委託を中心に事業費4540万円を充てた。
長寿命化改良を行うのは、天川小学校(文京町3-18-4)と細井小学校(下細井町67-1)の校舎。補正予算では24年度分として1260万円、25年度の債務負担行為2940万円を設定している。
(仮称)大前田樋越産業団地は、上毛電気鉄道北原駅の北西部約23haで計画。今回の補正では、事業化に向けた調査の一環として測量などを実施することとなる。
このほか建設関連としては、自治会要望などを受けて実施する道水路の補修改良事業に3億2900万円を追加。橋梁長寿命化修繕計画事業は、5億5000万円を25~26年度債務負担行為に設定。JRを超える西部立体交差橋の跨線部での工事をJR東日本へ委託するための予算となる。また、前橋テルサの解体設計業務委託料で25年度債務負担行為と合わせ5000万円を計上した。
今回の補正予算で一般会計補正予算に11億2271万3000円を追加。総額を1548億4801万6000円としている。